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【BUYMA】関税の返金手続きはどうやるのか?体験談【個人輸入】

返品をするにはショップに返品をする連絡をしたり(簡単に申し込みできるところもありますが)、集荷の手続きなど何かと面倒な作業です。

これまで返品をしたことはありますが、関税などがかからない金額の商品や関税込みで仕入れをしていて、返品をしたら関税を含め全額返金されるというような商品のみしか返品をしたことがありませんでした。

私は多少の付属品の不足や破損、商品のわずかなキズでしたら価格を安くして販売してしまうことが多いです。しかし、今回は価格を下げても売れないと判断して返品を決意しました。

今回は私が実際にどのように商品を返品して、関税を返金してもらったのかレポートします。

まずは期限を確認

返金をしてもらうところは税関です。税関のホームページには【輸入が許可されてから6月以内であること】と記載があります。

この期間を過ぎている場合には返品は諦めましょう。と言ってもショップの返品期日は長くて30日ほどなので、返品をする場合にはこの期限は問題にはならないでしょう。

返品から返金までの流れ

私がどのようにショップに返品をして、関税等を返金してもらったのか細かく解説をしていきます。

1.ショップに返品することを伝える

返品の理由としては、ほとんどの場合には不良品や間違った商品が届いたということになると思います。大きいショップの中には返品理由に関係なく、オンライン上で返品の手続きができるところもあります。不良品の場合には画像を送ってから返品をしますということを伝えるところなど、ショップによって返品の手続きはさまざまです。

私は不良箇所の画像を添付して、返品をしたいということをメールで連絡をしました。そしてショップから謝罪と返品を受けるという返事をもらいました。

不良品を返品する場合には、ショップが送料を負担してくれることが多いです。その場合にはショップが契約している配送会社の発送ラベルをメールなどで送ってくれます。

ショップに返品をするだけなら、ショップが送料を負担してくれる発送ラベルを使って返品をすれば問題はありません。

しかし、関税等を返金してもらう場合には、郵便局のEMSで返品をしないと返金をしてもらえません。

ショップが指定した配送会社はDHLでした。そこで私はショップに税金を返金してもらうため、DHLで返送することはできないと伝えました。それなら領収書を送ってくれればその金額を返金してくれるということになりました。

ショップの中には返品の理由に関係なく、指定した配送会社で返送をしないと送料を支払わないというところもあります。この場合には自分で負担する返送料と返金される税金を比べてどうするのか考えましょう。

2.必要なものを準備する

返品することをショップに伝えたら次は書類を準備しましょう。

・返品をする商品

税関で商品をチェックするので、梱包はしないでおきましょう。

・購入価格が分かる書類

オンラインで購入した場合には、メールで届くオーダー確認というものでOKです。購入日、購入者名、購入商品、金額が分かれば問題はありません。インボイスは同封されていないこともあるので、こちらはコピーでもOKです。

・関税と輸入消費税の領収書

荷物の受取時に支払いをした時にもらった領収書を用意しました。クレジットカードで支払った場合など、配送会社によって領収書の発行は異なります。領収書はしっかりと保管をしておきましょう。コピーは不可なので領収書は原本を用意しましょう。

・輸入許可通知書(国際郵便物課税通知書)

関税と輸入消費税、輸入地方消費税の計算過程が書いてある書類ですね。郵便局の場合には荷物についていますが、DHLの場合には取り寄せをしないともらえないので注意しましょう。こちらもコピーではなく原本を用意しましょう。

・ショップとの返品のやり取りのメールのコピー

1のショップに返品することを伝えた時のメールのやり取りのコピーを持ってきてくださいと税関の方に言われました。これは必要ない場合もあると思いますが、私の場合には持って行きました。

・ショップへのリターンフォーム

ショップが用意している返品するための書類のことです。商品に同封されていたり、ショップに連絡をして送ってもらえる場合やショップのホームページでダウンロードできます。ショップによっては必要ないこともありますので、事前に確認をしましょう。

・EMSのラベル

商品を返品する時に必要なEMSラベルです。郵便局においてあります。オンラインでプリントもできます。事前に記入しておく方がいいと思います。

・返送用インボイス

海外へ商品を発送する時には、商品の金額などが記載されているインボイスと言われるものが必要です。受け取る側の国で通関する時に必ず必要になります。大手ショップの場合でしたらショップ側で用意してくれることが多いです。

ショップからインボイスをもらえない場合には自分で用意をしないといけません。インボイスの記載事項やフォーマットは、郵便局のサイトに詳しく記載がありますのでご確認ください。

https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/invoice.html

・違約品等の輸出に係る関税払戻し(減額・控除)申請書(2通)

税関に提出する書類です。こちらのURLからダウンロードができます。書き方が分からなければ税関で聞きながら書きましょう。

http://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_T/T1640.pdf

返金をしてもらう口座を記入するところがありますので、間違いなく記入をしましょう。念のため通帳を持って行くのがいいでしょう。

・印鑑

申請書に印鑑を押すところがあります。書類の間違いなどもあるかもしれませんので、印鑑も持っていきましょう。

・梱包資材

次で詳しく説明をしますが、税関で商品を確認してもらった後に梱包をすることになります。

・筆記用具

修正などで必要な場合があるかもしれませんので持っていきましょう。

・お金

当たり前ですがお金はしっかりと持って行きましょう。EMSの送料は高いので、発送する商品の大きさと国によっても変わります。500gでアジアへの発送が一番安く1,400円となります。iPhoneケースやアクセサリーなどの小物でしたら軽いので返送料も安くなります。

思ったり高額になってしまいお金が足りないということは避けましょう

EMSの送料はこちらからご確認いただけます。

https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/ems_all.html

3.税関から郵便局へ

書類を用意したら税関に行きます。最寄りも税関はこちらのURLからご確認ください。

http://www.customs.go.jp/kyotsu/map/index.htm

税関へ行く前に電話をすることをおすすめします!

急に行ってしまうと対応できる人がいなかったり、混んでいて時間がかかることがあります。事前に返品して関税を返金してもらいたいということを伝え、行く日を決めてからにしましょう。

税関では商品の確認と提出書類の確認をします。間違いなどがあればその場で書き直しができます。事前検査が完了すると、その場で封をします。

次に郵便局で商品を発送します。税関から郵便局に行くわけですが、今回私が行ったのは東京外郵出張所です。東京国際郵便局の中に税関の出張所があるので、検査をしてから発送まで時間もかからず便利です。

miraip.com
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EMSで発送をしたら控えを持ってもう一度税関に行きます。これは近いので楽でよかったです。税関でEMSの発送控えを渡して関税と輸入消費税の返金申請が完了です。

4.返金の確認

申請から1ヶ月経たないうちに税関から返金完了のお知らせのハガキが届きました。返金までは2ヶ月くらいかかることもありますので気長に待ちましょう。

口座を確認すると無事に振込されていました。

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最後に

一度支払った税金を返金してもらうのはとても大変です。今回私は7,400円を返金してもらうために頑張りました。電車で往復2時間とやり取りで30分ほどの合計で2時間30分ほどはかかりました。遠い人ならもっとかかるかもしれません。

1,000円の返金とかだったらやっていなかったと思います。返金にかかる時間をバイマにあてるという選択肢もあるので、時間と金額を確認して判断をしましょう。でも一度は経験をしておきたかったのでよかったです。少しでも参考になれば嬉しいです。

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